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2026.10.05

この車と暮らす理由 | Vol.10
Hanke 麻生さん

How long have we been living in this town? We’ve found more favorite spots, and more friends we see all the time. But sometimes, having too many “usuals” can make our world feel smaller. Let’s try a place we’ve never been. Let’s talk to someone we’ve never met. Not somewhere far away just one step beyond the streets we know. About 150 years ago, people came here and started a treasure hunt. Let’s begin the next chapter together.

広い北海道で暮らすとなると、
車はただの移動手段じゃないのかもしれない。

仕事へ行くとき。
休みの日、少し遠くへ出かけるとき。
大切な人やものを乗せて走るとき。

どんな車を選ぶかには、
その人の暮らしや価値観が、意外とあらわれる。

「この車と暮らす理由」では
このマチを走る気になる一台と、
その持ち主を訪ねます。

今回は、札幌で
サンドイッチ店とパン屋さんを営む
麻生耕平さんと、その車🚙

Renault KANGOO Jeun La Poste

もともと、車には全然興味がなかった。
でも、せっかく買い替えるなら、
「これしかない!」という車があった。

それが今の麻生さんの愛車、
ルノー・カングーだ。

カングーを知ったのは、
前の職場の先輩が乗っていたことと、
漫画『よつばと!』に出てきたことがきっかけ。

それまではお祖父さまから譲り受けた
黒い軽自動車に乗っていたそうだけど、
買い替えの時期になり、せっかくなら……
と憧れのカングー探しを始めたんだって。

そして出会ったのが、
カングーの中でもレアなカラーとして有名な
ジョン ラ・ポストのモデル。

カングーといえば黄色!だけど、
通常色、ジョン アグリュムの
ペールイエローのような色味に対して、
このジョン ラ・ポストは
山吹色がかった深いイエロー。

フランスの郵便屋さんが
実際に使っていた車と同じ色で、
「はたらくくるま」然としたたたずまいに
愛着が湧くよね。

ドラマチックな納車ストーリー

そうして見つけたカングーは、
当時兵庫県にあった。

北海道まで運んでもらうこともできたけれど、
ちょうど本州へ行く予定があった麻生さん夫妻は、
せっかくなら、と自分たちで迎えに行くことに。

神戸市内で受け取ったカングーを、
勝手もわからぬまま京都の舞鶴まで運転。
(北海道で言うと札幌⇄旭川間くらいの距離)

海外製の車だから、
ワイパーとウインカーが逆なおかげで
事故を起こしそうになったりと
「めっちゃしんどかった(笑)」
と笑う麻生さんだけど、
そんな手のかかるところも愛おしそう。

今では配達やイベント出店の際に大活躍。
ガラス張りのお店の前に止まる様子を見て
「今日もうちの子はかわいいな」
と心の中で絶賛してる、
なんていう微笑ましいエピソードも。

車がいつしかトレードマークに

麻生さんにとって、
「車は自己表現の一つ」。

ビビッドな黄色や、
2代目カングーの特徴である
丸みを帯びたフォルム、
観音開きになる後ろのドア、
口ひげがある正面の顔立ち、
荷物をたくさん詰めるところ……

などなど、お気に入りポイントは
挙げたらきりがないけれど、
やっぱり嬉しいのは
「麻生さんたちらしい車だね」
と言われること。
特徴的なビジュアルの車だから、
この車が似合うと言われるのが嬉しいそう。

車に興味がなかった麻生さんが、
「いつか自分が買うならカングーしかないな」
と選んだ一台。

仕事の日も、休みの日も、
荷物をたっぷり積み込んで走る黄色いカングーは、
いつの間にか麻生さんたちの
トレードマークのような存在になっていた。

必要だから選ぶだけじゃなく、
せっかくなら、自分たちが好きなものを。

そんな麻生さんたちの美学が、
黄色いカングーにはよく表れている。

Profile

Hanke 麻生さん

豊平のサンドイッチ店【Hanke】、
菊水の【北麦パン店】のオーナー。

Photo by Wakana Akasaka
Text by Akane Horiguchi
Design by Yuichiro Ishizuka

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LANDについて

いつものマチの、
一歩先。

この街にどれほど暮らしているだろう。
お気に入りのお店も増えて
よく会う仲間も増えてきた。

だけど、「いつもの」が増えるって
自分を狭める。

知らない店に行こう、
話したことのない人に会いに行こう。

はるか遠くの場所ではなくて、
いつものマチの一歩先。
およそ150年前に
この地を拓いた人々から始まった宝探し。
その続きを一緒に始めよう。

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クリエイティブ

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    wa___ka.pp

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    noriok

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    rmpw110

    LAND編集部
    ディレクター|食べることと愛犬が原動力。LANDでは撮影も担当。

  • 荒巻美千子

    hina_ta_bo_kko

    LAND編集部
    ディレクター兼コピーライター|LANDでは写真撮影も担当。愛機は「Sigma fp」

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    yurif333

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    ディレクター|LANDの企画・運営を担当。編集、音楽、サッポロクラシック。

  • 對馬杏衣

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    LAND編集部
    ディレクター|LANDの企画・運営を担当。おいしいものと絶景を求め、世界40カ国以上を旅するトラベラー。

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    jack_mim

    LAND編集部
    アートディレクター|札幌生まれ、B型。アートディレクションとデザインを担当。音楽好き。

  • 石塚 雄一郎

    plg722

    LAND編集部
    グラフィックデザイナー|イラストが得意。お酒とカレーと狸小路が大好き。好きな色は緑。

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    グラフィックデザイナー|ランニングしながら街や気になる場所を観察するのが日課です。

  • 八木橋ひかり

    hikari____8

    LAND編集部
    グラフィックデザイナー|休日はエッセイや短歌をまとめたZINEを制作しています。猫が好き。

  • sokoniaru (SHIDEN)

    sokoniaru

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    映像が好き!これまで札幌のアーティストのMV制作やライブ映像なども手がける。

  • Riku Goda /
    合田 りく

    riku____g0806

    写真・映像クリエイター
    北海道で暮らす人々と文化、その日常を写真と映像で記録する。ウェディングやライブなど撮影するジャンルは多彩。

  • Hiroto Miyazaki

    hirotomiyazaki.jp

    Cinematographer
    拠点をニセコに置きながら東京にも活動の幅を広げ活動中。リアルで儚い空気を映像に残す。好物は羊羹。

  • 村木渓太

    keitamuraki.jp

    映像作家 | 写真家
    2023年に拠点を東京から札幌に移し、街と人の営みをドキュメントする。プロダクトPRムービーやイベント映像も撮影。

  • 對馬友理

    yuri_24ma

    ヘアメイク | 制作・企画コーディネートetc
    広告のヘアメイクの他、制作・企画コーディネートやキャスティングなど多方面で活動中。