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雨の日の正解 | 札幌市中央区 | Vol.6
Amérique

How long have we been living in this town? We’ve found more favorite spots, and more friends we see all the time. But sometimes, having too many “usuals” can make our world feel smaller. Let’s try a place we’ve never been. Let’s talk to someone we’ve never met. Not somewhere far away just one step beyond the streets we know. About 150 years ago, people came here and started a treasure hunt. Let’s begin the next chapter together.

雪や雨の日での過ごし方の正解を、
札幌民のボクらが率先して考えていこう。

晴れの日以外の遊び方こそ、
このマチを楽しむための秘訣だ。

今回訪れたのは円山公園エリアにある
「Amérique」!

扉を開けると、
器、民族の布、カゴ、ハリコ、木彫り、古着——
ぱっと見るだけでも
ジャンルを横断したものが お店いっぱいに集結している。

直感で選ぶ、手仕事のもの

店主の川村さんは、もともと10年近く
ヨーロッパのヴィンテージに携わってきた人だ。

古物の世界に深く関わるうちに手仕事への興味が広がり、
ネット販売や大通エリアでの小さなスペースでの販売を経て、
満を持して4年前に今の場所へ移転オープン。

お店のスペースが広くなったことで、
器や民族の布、カゴなど
川村さん自身が好きな 手仕事のものが自然と増えていったという。

「出会いが全てだから、
狙ってアイテムを買い付けることはないんです」

毎月道外に買い付けに出かけ、
多い月は2回になることも。
骨董市を巡り、
現地のつながりでお店や人を紹介してもらい、
予想していなかった場所へ足を運ぶこともしばしば。

ネットで調べるだけでは知り得ない情報が、
現地に行けば手に入る。
自分の足で動き、自分の目で見て選ぶ。
その繰り返しが、このお店をつくっているんだ。

北海道に、手仕事の文化を届けたい

店内のものは、実にさまざまな土地からやってくる。
宮崎県の山菜採りに使う背負子「かるい」、
福島県でにしんの山椒漬けを作るために使用されていた「ニシンバチ」、
沖縄の古い壺屋焼など、
どれも土地の暮らしから生まれた道具たちだ。

「北海道は他の県と陸続きではないから、
ものがなかなか入ってこないし出ていかないんです。」

川村さんが、生まれ育った北海道でこのお店を開く理由は
ここにある。

とはいえ彼のセレクトは
「民藝を広めなければ」という使命感とは少し違う。
ただただ自分がいいと思ったものを集め続けているのだ。

その結果として、
道内ではなかなかお目にかかれないものが集まっている。

ノミとハンマーから始まった縁

川村さんが特に熱を込めて話してくれたのが、
旭川の木彫り作家・佐藤憲治さんとの出会いだった。

作品にひと目惚れして会いに行き、取り扱いをお願いすると、
佐藤さんから「そんなに好きなら」ということで
その日のうちにノミとハンマーを手渡されて
木彫りのやり方を教えてもらったんだって!

気付けば「木彫り」は川村さんの趣味になり、
お店のレジ横には自身の木彫りスペースもあるほどだ。
(川村さんの木彫り熊アカウントも覗いてみて!@amerique_kuma
「自分の手から何かが生まれることってすごいなと改めて思います。
手仕事の魅力を身をもって知ったからこそ、
このお店を通して次の世代にその魅力を伝えていきたいですね。」

ぐるぐると、循環する場所

雨が降り、大地に染み込み、川になり、海に帰り、
またいつか雨になって降ってくる。

「アメリク」という名前には、
雨と陸(大地)が織りなすその循環が重ねられている。

水が地をめぐるように、
遠い土地で生まれた手仕事のものが
川村さんの手を経てこのマチに届き、
だれかの食卓や暮らしの中へ渡っていく。

店内にあるものが良心的な価格で販売されているのも、
「高尚なもの」としてではなく、
生活の一部として使ってほしい、という店主の想いがあるからだ。

大量生産されたものではなく、
背景に物語を感じるものを生活に取り入れるって、
日々の生活が少し愛おしくなるなと思う。

ここでしか出会えないストーリーを背負ったものたちに
ぜひ会いに行ってみて。

Profile

Amérique

住所 / 札幌市中央区大通西24丁目1-1 リラハイツ円山公園1F

Photo by Miku Katsuno
Text by Hikari Kubota
Design by Shogo Satou

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ABOUT US

LANDについて

いつものマチの、
一歩先。

この街にどれほど暮らしているだろう。
お気に入りのお店も増えて
よく会う仲間も増えてきた。

だけど、「いつもの」が増えるって
自分を狭める。

知らない店に行こう、
話したことのない人に会いに行こう。

はるか遠くの場所ではなくて、
いつものマチの一歩先。
およそ150年前に
この地を拓いた人々から始まった宝探し。
その続きを一緒に始めよう。

企画・運営

PATTERN

クリエイティブ

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    wa___ka.pp

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    PATTERN PLANNING(株)CEO|ブランディングディレクター|旅、ラーメン、焼肉、お酒、器ラバー。

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    noriok

    LAND編集部
    株式会社NEW CEO|クリエイティブディレクター|色々な土地を歩き、体を動かし、モノに触れながら、ユーモアを考える。

  • 窪田ひかり

    LAND編集部
    ディレクター兼コピーライター|LANDの企画・制作・原稿制作を担当。取材を通してこのマチの人と出会うことが大好き。

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    rmpw110

    LAND編集部
    ディレクター|食べることと愛犬が原動力。LANDでは撮影も担当。

  • 荒巻美千子

    hina_ta_bo_kko

    LAND編集部
    ディレクター兼コピーライター|LANDでは写真撮影も担当。愛機は「Sigma fp」

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    yurif333

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    ディレクター|瓶詰めされた醬と、道内各地の銘菓食べ歩きが大好きです。

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    LAND編集部
    ディレクター|LANDの企画・運営を担当。編集、音楽、サッポロクラシック。

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    jack_mim

    LAND編集部
    アートディレクター|札幌生まれ、B型。アートディレクションとデザインを担当。音楽好き。

  • 石塚 雄一郎

    plg722

    LAND編集部
    グラフィックデザイナー|イラストが得意。お酒とカレーと狸小路が大好き。好きな色は緑。

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    ss.shogo

    LAND編集部
    グラフィックデザイナー|ランニングしながら街や気になる場所を観察するのが日課です。

  • 八木橋ひかり

    hikari____8

    LAND編集部
    グラフィックデザイナー|休日はエッセイや短歌をまとめたZINEを制作しています。猫が好き。

  • sokoniaru (SHIDEN)

    sokoniaru

    映像クリエイター
    映像が好き!これまで札幌のアーティストのMV制作やライブ映像なども手がける。

  • Riku Goda /
    合田 りく

    riku____g0806

    写真・映像クリエイター
    北海道で暮らす人々と文化、その日常を写真と映像で記録する。ウェディングやライブなど撮影するジャンルは多彩。

  • Hiroto Miyazaki

    hirotomiyazaki.jp

    Cinematographer
    拠点をニセコに置きながら東京にも活動の幅を広げ活動中。リアルで儚い空気を映像に残す。好物は羊羹。

  • 村木渓太

    keitamuraki.jp

    映像作家 | 写真家
    2023年に拠点を東京から札幌に移し、街と人の営みをドキュメントする。プロダクトPRムービーやイベント映像も撮影。

  • 對馬友理

    yuri_24ma

    ヘアメイク | 制作・企画コーディネートetc
    広告のヘアメイクの他、制作・企画コーディネートやキャスティングなど多方面で活動中。