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古着界隈 | 江別市 | Vol.15 FM生活洋装店

How long have we been living in this town? We’ve found more favorite spots, and more friends we see all the time. But sometimes, having too many “usuals” can make our world feel smaller. Let’s try a place we’ve never been. Let’s talk to someone we’ve never met. Not somewhere far away just one step beyond the streets we know. About 150 years ago, people came here and started a treasure hunt. Let’s begin the next chapter together.

Vol.15 江別市大麻エリアの
「FM生活洋装店」

今回は札幌を少し離れた番外編。
江別市大麻エリアにあるお店をご紹介。

2024年6月にオープンし、
先月ちょうど2周年を迎えた新しいお店だけれど、
すでに地域に根づいている存在だ。

店主のけんごさんは、
学生時代を江別で過ごしていたことから
この静かな場所に店を構えることにしたそう。
江別はもちろん、長沼や岩見沢など
近隣エリアからも車で訪れるお客さんが多い。

ミシン4台、独学で続けてきたものづくり

このお店の大きな特徴は、
店内にアトリエが併設されていること。

ミシンや糸が並ぶ普段見ることのない空間が、
お店の一部として溶け込んでいる。

けんごさんが服作りを始めたのは13年ほど前。
大学3、4年の頃、
リメイクをやってみたいと思ったのがきっかけで、
家にあった母親のミシンで独学をスタートしたんだって!

最初はパンツのダメージ加工から。
2作目でシャツを完成させ、
そこからどんどんものづくりにのめり込んでいった。

「人と比較せずに楽しんでものづくりできたので、
ここまで長く続けられたのかもしれません」

その後、個人でオンラインショップを立ち上げ、
甥っ子が生まれたことをきっかけに
子ども服もゼロから作って販売するようになった。
古着の販売やイベント出店も重ねながら、
コロナ禍をきっかけに
リメイク古着へと軸をシフトしたそう。

そうした積み重ねの先に、今のお店がある。

タグに英訳まで。
古着初心者にもやさしい店づくり

店頭に並ぶ古着は、
状態の良さが大前提。

国内の海外古着ディーラーを中心に、
古着と新品の中間のような、
今の新品にも馴染みやすいアイテムを
狙って仕入れているという。

メンテナンスへのこだわりも徹底していて、
古着特有の匂いがとれるまで、しっかり洗い
毛玉やシワも許さない。
(お客さんには見えない裏地までしっかり手入れされている!スゴイ)

さらに面白いのが、商品タグの工夫。
ダメージがある場合はその説明を記載し、
Tシャツに書かれている英語も
和訳してタグに添えているそう。

古着に詳しくない人でも楽しめるようにという
配慮が行き届いていて、
お客さんの中には、商品を買って
タグも一緒に持ち帰っていく人もいるんだとか。
滞在時間が1時間を超える人が多い、というのも頷ける。

古着好きと雑貨好きが
出会う場所

お店にはレディース・メンズが半々の割合で並び、
トップスを中心に展開。
古着のボトムスはサイズ感の難しさもあるため、
無理に幅を広げるよりも
カテゴリを絞って見せたいという考えからだそう。

新品で唯一取り扱っているのが、
90年ほどの歴史を持つ
日本製Tシャツのパイオニア「久米繊維( @kume.jp)」のトレーナー。
40色ほどが揃い、
古着との相性の良さから、これを目当てに来る人もいる。

ディズニー関連のアイテムや
犬好きの店主だけあって、犬モチーフのアイテムも豊富。

そしてもう一つの魅力が、作家さんの小物。
奥さんのミカさんが、作家さんに直接連絡をとり、取り扱っている。
アメリカ・ロンドン・そしてここ江別でしか販売されていない
「by my hands( @bymyhands____)」のアクセサリーをはじめ、
「daughter( @daughter_omise)」や
「n&( @n_and_porcelain)」など、
一人ひとりに声をかけて取り扱いが実現したという。

岐阜県多治見市のタイルも並ぶが、
釉薬のチェック用やロットの余りという理由から、
手に取りやすい価格で楽しめる。

古着好きも雑貨好きも、
それぞれの目的でやってきて、
気づけば両方に手を伸ばしている。
そんな出会いが生まれる場所だ。

Profile

FM生活洋装店

住所 / 江別市大麻扇町6-3 
定休日 / 不定

Photo by Miku Katsuno
Text by Hikari Kubota
Design by Asahi Sugawara

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いつものマチの、
一歩先。

この街にどれほど暮らしているだろう。
お気に入りのお店も増えて
よく会う仲間も増えてきた。

だけど、「いつもの」が増えるって
自分を狭める。

知らない店に行こう、
話したことのない人に会いに行こう。

はるか遠くの場所ではなくて、
いつものマチの一歩先。
およそ150年前に
この地を拓いた人々から始まった宝探し。
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